Catalyst3550とCatalyst2950でVLANをMHSRP、STP(mode mst)、EtherChannelを用いて冗長化して構成する で作成したネットワークを検証する

http://d.hatena.ne.jp/bose999/20101026/1288049544
上記のURLで構成したネットワークの障害の検証をしてみます。


【検証その1】
VLAN10に接続しているサーバからpingをVLAN20のサーバへ
打ち続けます。2950_1のSTPしているケーブル3つを外します。
2950_1のSTPしているケーブルを戻して2950_2のSTPしている
ケーブル3つを外します。
【検証その1の結果】
Pingを打っているNICのケーブル側ではない2950のケーブルが
全て外されても通信は続くが、Pingを打っていたNIC
ケーブル側のケーブルが全て外された場合は
通信できなくなってしまった。
リンクアップはしているのでbondingされているもう一つの
NICに引き継がれない模様です。


【検証その2】
VLAN10に接続しているサーバからpingをVLAN20のサーバへ
打ち続けます。2950_1の電源を落とします。2950_1の電源を
入れて復帰させた後、2950_2の電源を落とします。
【検証その2の結果】
通信出来ない時間は発生しますが、機器の準備が自動で整った後、
通信が引き継がれます。


【検証その3】
VLAN10に接続しているサーバからpingをVLAN20のサーバへ
打ち続けます。3550_1の電源を落とします。3550_1の電源を
入れて復帰させた後、3550_2の電源を落とします。
【検証その3の結果】
通信出来ない時間は発生しますが、機器の準備が自動で整った後、
通信が引き継がれます。


【この構成の検証結果の総論】
この構成ではケーブル断がSTPされている全てのケーブルに
起こった場合は通信が引き継がれないケースがあります。
STPの経路がどこかが確保されている。もしくは
リンクアップされない障害で片方の経路が通信不能になった場合は
通信が冗長化されて復帰します。